~この講座は終了しました~
[開催レポート]
6月28日(土)に開催した第12回公開講座では、約80名と多くの区民の皆さんにお越しいただきました。
当時の時代背景や留学生の記録を参考に、やなせたかし氏がアンパンマンなどを通じて、戦後どのようなメッセージを社会に投げかけようとしたのか、講師の見城先生に、ユーモアを交えてお話をいただきました。
千葉大学工学部の前身である東京高等工芸学校での生活は、やなせ氏本人が「ぼくの生き方、人生の考え方の基本は、すべてこの学校で学んだ」と評価するほど、やなせ氏の人生に大きく影響しました。
当時としては珍しいかなり自由な校風の中でのやなせ氏の学生生活、恩師との出会い、デザインを学びに訪れた多くの留学生との関わりなど…、想像を掻き立てます。
戦時中の数々のつらい経験やその後の多くの苦労の末、実に69歳でアンパンマンのテレビ放送がスタートし、逝去した今もなお日本中の子どもたちを魅了し続けているのは、やなせ氏のアンパンマンに込めた「平和」への思いが、重要な意味をもつのではないかと感じます。
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この公開講座は、墨田区と千葉大学が共同で企画・実施する区民向けの公開講座です。11学部19大学院を擁する千葉大学が持つ様々な知見や成果などを専門家がわかりやすくお伝えします。
千葉大学工学部の起源は、1921年に創立された東京高等工芸学校である。同校は1920年代以降、都市大衆文化が急速な展開を見せるなか、最先端のデザイン教育などを行ない、華やかな文化創造に貢献する人物を輩出した。アンパンマンの作者であり、NHK連続テレビ小説「あんぱん」の登場人物のモデルとなっている。 やなせたかし氏は、この学校のOBであった(1940年卒業)。 学校が社会に発信しようとした<夢>と、やなせ氏がアンパンマンに託した〈夢〉とを重ねて考えていきたい。
<公開講座概要> 【日時】 令和7年6月28日(土)10時30分〜12時00分 【場所】 千葉大学墨田サテライトキャンパス1階(墨田区文花1-19-1) 【講師】 千葉大学大学院国際学術研究院 見城 悌治 教授 【定員】 50名 ※定員を超える場合は墨田区民の方を優先 【申込】 ロゴフォームによりお申込みください。
【問い合わせ】 墨田区企画経営室行政経営担当 TEL 03-5608-6230 Email GYOUSEI@city.sumida.lg.jp
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アーバンデザインセンターすみだ