9月6日(金)に第2回すみだサロンを開催しました。
ゲストスピーカーは一般社団法人日本橋浜町エリアマネジメントの古屋修一郎さん。普段は不動産会社の安田不動産株式会社で、同社が日本橋浜町に保有するオフィスビルや店舗などの物件の管理・運営をされています。同社は日本橋浜町に3棟の大きなビルを保有しており、カゴメや建設技術研究所などの上場企業も本社を置いています。
同社が日本橋浜町のまちづくりに積極的に関与するようになったのは、オフィスビルに入居しているテナントに少しでも長く入居してもらおうと考えたことがきっかけだそうです。活動を進めるにあたり、浜町がどんなまちなのかを改めて調べなおし、「『手しごと』『緑』の見えるまち」というコンセプトに達しました。そして、「手しごと」や「緑」を体現する店舗や企業を誘致するとともに、ビルのリノベーションを行う際に建物内の活動が見えるようにしたりするなど、コンセプト実現のために地道な取り組みを重ねてきました。
町会や商店会、企業、住民など、地域の多様な人々と一緒にまちづくりを進めていることも特徴の一つです。2020年に設立された一般社団法人日本橋浜町エリアマネジメントには、カゴメなどの企業や、町会や商店会等の地域の団体も、会員や特別会員として参加しています。定期的に会合を開催して今後のまちづくりについて協議をしているほか、様々なイベントを開催しています。イベントには、エリマネ会社がやるものものもあれば、会員となっている企業や団体が費用を負担して行うものもあるそうです。
今回は、普段なかなか聞く機会のない、不動産のオーナーからみたまちづくりのお話でした。明確なコンセプトを中心に据えた活動、その実現のための具体的な取り組みや、地域の多様な人々と一緒に行うまちづくりの姿などを伺うことができました。みなさんの活動のヒントになればうれしいです。
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次回のすみだサロンは12月13日(金)です。
登壇者は墨田区内でも活動している株式会社マイキーの西山さんです。
詳細は決まり次第、UDCすみだホームページやFacebook等でお伝えします。
みなさまとお会いできるのを楽しみにしております!
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