墨田区では、区民と区が共に目指す目標として、2006年に「墨田区基本構想」を策定しました。その中で、〈すみだの未来〉を実現するために5つの基本目標を掲げています。UDCすみだでは、それらの実現に向けて、前提とする考え方を基盤にさらに具体的な目標設定とプロジェクトの実施を行います。
5つの基本目標をもとに、分野ごとに10の目標を設定します。この目標を実現するために、すみだにある「すみだ百景」「百花園」「百樹園」にちなんで100(たくさん)のプロジェクトの種を蒔き、それがすみだの歴史・伝統・文化を肥やしとして大きな木として成長し、まちに根ざしていくことを目指します。
地域内には様々な資源、多様な人や産業、幅広い情報などが点在しています。これらを繋ぐ役割を果たし、新たな共創や連携を生み出します。
地域密着型のシンクタンクとして、先進的な知識や技術、地域の歴史や資源、社会の課題や新しい価値観など、様々な分野について、調査・分析・研究を行います。
古いものを活かし、新しいものを加え、未来に向けた暮らし・風景・場・仕組み・ネットワーク・事業をハード面・ソフト面の双方から、まちに必要なものを考え、創造します。
地域の課題や活動内容、成果などの情報を透明性をもって地域の方々へ発信します。また、取り組みやすみだの魅力について、地域外へ広く発信します。
あらゆるサービスや環境、仕組みにおいて、障害の有無や年齢、性別、人種などにかかわらず、たくさんの人々が利用しやすいようにデザインする考え方を大切にします。
市民・社会を中心に据えて、ものづくり・サービス・政策等を創り出す新しいイノベーション創出の考え方をリビングラボと言います。日々の生活や仕事の現場(リビング)などを研究開発の場(ラボ)に見立て、多様な主体と協働してアイデアを創出します。また、時と共に変わっていく暮らしと継続的に向き合い、時代に合わせた新しい社会的価値を生み出していく柔軟な取り組みを目指します。
SDGs とは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015 年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。SDGs の考え方をもとに、墨田区で取り組んでいることが日本や世界全体の環境・社会・経済などを将来にわたって適切に維持・保全し、発展することに寄与することを目指します。